コミックサイト管理

門品聡人(あきひと)

Author:門品聡人(あきひと)
http://www.winpal.net/~kado/

最近の記事


ランキング







最近のトラックバック

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

『アウシュビッツ収容所』感想024-完-

800800-015.jpg


第8章『アウシュビッツ所長となる』(〜324P)を読み終えて挫折。
もう違う本読みたいです…………。

というわけで、今回で読み終えたものとして総括した感想をつづります。^^;

それでは「見てる人いるのかコレ?」と重々自覚しながら、
最後のアウシュビッツ。



アウシュビッツ収容所での虐殺。

それは凄惨な出来事だったわけですが、
ただこれは悪魔の所業でもなんでもなく、
ほかでもない『人』自身によるもの。
とどのつまり、これも人の行き着く一つの可能性だったり
するのではと思うわけです。

そして、ヘス氏が特別残忍な人間だったから
これが行われたかというと、
なんとなくそうではない気がします。

例えばヘス氏がそこにいなくとも、
代わる誰かが所長となり、
同じようなことが行われていたと容易に想像できるのです。

そして仮にヘス氏が勇気を持って「これはよくない!」と叫んだとしても、
結果は自分と抑留者の立場が逆転するだけだったと思います。
なかなかそんなことをする勇気のある人はいないでしょう。
それにより自分だけではなく、自分の家族もまたガス室へと
続く列に加わったりすることを想像したなら、
まずそれをするのは無理なことだろうなぁ…と思ったりします。

ならば個の性質が問題の核でないとすると、
問題の本質は一体何なのでしょう?

おそらく根底の問題は個ではなく、
それを取り巻くイデオロギーそのものだったのだと思います。

人はただその下でよりよく生きようとする生き物です。
そしてヘス氏は
『その中ではなんら間違ったことはしていない』となっているのです。
何万、何十万人を虐殺する事さえも
『成すべき任務』となっているのです。

「人が安定的に平和を享受するために必要なこと」を忘れてしまった
そんなイデオロギーさえも、人の世に成り得てしまう。

自国の価値観や都合のみを思い、
それに合わぬ、それの弊害となる他民族や他人種や他国民を、
軽んじ、蔑み、そして憎み、恨んだ果てには、
その命を取るに足らないものと思うばかりか、
『その命を根絶する事』にさえ使命感を覚える。

そして、それが『人として体現しうる』ことを証明した出来事が
アウシュビッツ収容所の出来事なのだと思います。

それは、
理性的でない「自らも最終的には破滅へと向かう」そんな考えでさえ、
今の自分の都合や思い込みによる感情の中、
肯定してしまう危険性すらあるのが
人であることを表しているのかもしれません。

そして、また、
それを表した物も身近にあるのかもしれませんのです。

それは特別怪しい新興宗教団体を指すだけでなく、
それぞれの会社、それぞれの団体、それぞれの組織、それぞれの家庭、
それぞれがそれぞれ自らの事しか思わず、
他を省みないということになるなら、
人が安定的に平和を享受できることは
適わなくなるのかもしれませんのです。

人の世は繋がっています。
自分の都合が人に何をもたらすのか自覚のないまま
生きるのは危険だと思います。

そして、
そういう事をアウシュビッツより学ぶことのように
僭越ながら脳のネジから括約筋まで緩い小生などのクセに思います。

…………と、
キレイにまとめてみました!

………って、
まとまってないか。^^;

自分自身でもいくつかひっかかってるけど、
うまい言葉が浮かばず、放置しちゃった所もあるし…………
まぁ、漫画とかもそんなんばっかですけど。

ただ、それ以前に自分棚上げも甚だしい文面だコト………
でもそうでもしないと、
もっとまとまらなく…………。ーー;

まぁ、ともかく
やっと次の本が読める〜。

さてさて、
未読の本が山積みだぞ…………。^^;

ブログ投票







『アウシュビッツ収容所』感想023

<<戻る

上司のヒムラーは看守の人手が足りないと、
それを犬で埋め合わせようとしたらしいです。

more...

『アウシュビッツ収容所』感想022

<<戻る

『アウシュビッツ所長になる』の前半(214-267)の感想です。

more...

『アウシュビッツ収容所』感想021

<<戻る

第7章「非国民との戦い」(166-213)の感想です。

一節ごとに感想を置いていたのですが、
前半のデータが消えましたので、まとめての感想です。

more...

『アウシュビッツ収容所』感想020

<<戻る

今回からは第6章『ナチ親衛隊に帰る』です。
まずはその序文です。(130P)

more...