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門品聡人(あきひと)

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『アウシュビッツ収容所』感想015

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今回は『秘密裁判』(85-88P)の概略・感想です。

秘密裏に行われていたヘス氏らの秘密裁判が密告され、
ヘス氏は逮捕されてしまったそうです。
その密告した者をヘス氏は「金に靡いた卑怯者」と罵っております。
そしてヘス氏は、自分は首謀者でも主犯でもなかったが、
戦友を守る為自ら罪を被ったと述べております。

しかし訳注ではヘス氏を密告した者は、自分の罪も含め明るみに出ると分かりながらも、
「裏切り者には死の裁きを!」を標榜される中で
自分が『裁かれた裏切り者』とされる者に近い関係にあるという事で、
今度は自らに対する『死の制裁』を恐れ、
秘密裁判を告発する事に踏み切ったと書かれています。

そもそも秘密裁判という一切が封じられた空間で、
何らかの意思を持って始まり、
その中で中立さを保った判断が下るなど
起こりうるのか疑問ですし、
一度それに身の危険を感じたら人は保身に走ると思います。

しかしヘス氏は自分が捕まった事こそ不当で、
裏切り者に死を与える秘密裁判こそ
固く確信できるものだと述べております。

そしてそんなヘス氏が「服役などまったくもって予想していなかった」と語り、
最後に懲罰刑務所に送られた所で第三章『義勇軍志願』はおしまいです。

と、今回はここまでです。

次回からは第4章『獄窓の中で』です。

それでは今後ともどうかよろしくお願い致します!m(__)m

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